


小池・月影タッグの小気味良い時代任侠物。
この作品では巨大な尻山が上下する肉感フェチ的描写は無く、女体描写もその後のエロ作品のそれと比べるとやや大雑把で精密さに欠ける。草むらで昼寝をしているチンピラに、何も気付かず色っぽい女が小便をかけてしまうという男女の出会いの方法論は本作品でも採用されているが、これは小池センセの演出なのか月影先生のオリジナルなのか知りたいところである。
少年画報社版には表題作の他に「人斬り」「意趣返し玄庵」「残侠雨に吠える」収録。この3編は小池センセは絡んでおらず、平田弘史テイストの濃い作品。月影先生の本名は月足正憲。小池・月影両名とも居合い抜きの趣味があり、油断するとヤバイことになりそうなコンビである。
(1998.2.23up)