(はじめに)
「その作風も作品の発表時期によって大幅に変わっている」(「マンガゾンビ/宇田川岳夫」(太田出版)P162下)
(コメント)
宇田川氏は「マンガゾンビ」で東考社時代の作品を、西たけろうの初期と位置づけて、「宮谷一彦を稚拙にしたようなタッチの絵柄」(P163上)と評してるが、東京トップ社時代の作品には言及していない。もしかしたら、その存在を把握していない?のかもしれない。年代的にどちらの出版社の作品がより初期なのか、奥付けに発行年月日未記入のため不明なのだが、私は東京トップ社の方が先だと考えてます。
そこで、東京トップ社時代を初期、東考社時代を中期、立風書房ひばり書房時代を後期と私は区分しました。(前回投稿「初期西たけろうと楳図かずお」5/8 BBSも参照ください)
初期(東京トップ社)が「楳図かずお入っている・・・」と位置づけました。楳図とちがう所は「白黒のコントラストが強い作風」「少年少女の目のマツゲの本数が多い。特に下マツゲが・・・」「目がガラス入っている・・・」など。
中期(東考社)は「宮谷一彦を稚拙・・」でもいいと思いますが、絵柄、雰囲気が「黒田みのる」に共通するものを感じました。(注 「血とバラの儀式/西たけろう」と「呪いの家/黒田みのる(芸文社コミックス・S48.9.10・\200)との比較においてですが・・・。但し、西たけろうには霊魂は出てきません!!)
後期(ひばり・立風書房)は、黒田・楳図両方に通じる絵柄、雰囲気を感じました。(但し「吸血蛾人」の1冊のみで判断)また、宇田川氏は「マンガゾンビ」で「楳図的なテイストに満ち溢れた「世にも恐ろしい物語」(立風書房)」と評していましたが・・・。(同書P164下)なお、別冊ふろくの「星からきた少女」の作風は、初期(東京トップ社)に位置づけられるかと思います。
いれめ様より情報いただきました。(1999.5up)