古本ロードのフ

漫画鳳凰殿日誌より 〜 プレミア値段で売られるケース

本の現存数が少なく、人気がある。

これは基本ですね。現存数というのは流通している数です。個人所有のものや仕舞い込まれているものは含まれません。
古本屋には「**ないですか?」などと問い合わせが行きます。そういった問合わせによって、人気があると判断するようです。また古本屋どうしの情報網でそれが他店に伝わります。また、目録販売をしているところでは、前回の応募結果によって人気度をはかったりします。

本の現存数が少なく、欲しがる人が1人いる。

問合わせが、ひとつでもあればプレミア対象になる場合があります。
これは、問合わせをした人が確実に買うという状況のときにそうなります。

他店の目録をマネする。

全てのジャンルの漫画に精通している店主あるいは店の中で値段設定する立場の人は、おそらくいないと思います。不得手なものが入ってきた場合「ヨソではどうしてるんだろう?」的に他店の値段を参考にする場合があります。

店が勝手につける。

「なんとなく珍しい気がする」「これは良いものなんじゃないか?」などと勝手に思い込み値段をつける場合があるようです。別にめずらしくもなんともないようなものが、すばらしい値段で売られている場合があります。
また、店主が特に思い入れのある作品だと、商売抜きで高くすることも考えられます。
ちなみに、売りたくないけど店には出しておきたい(=客寄せ、飾り)ものには、絶対売れないと思われる法外な値段をつけて出すこともあります。

古本屋だけで盛り上がっている。

あるお店が勘違いした情報を流したとします。A店では半信半疑ながらちょこっとだけ高くして店にだします。それを見たB店が「ややや、プレミアつきはじめたな」とマネして高くします。さらにC店が自分の店にはないのでA店やB店で買ってきて、倍の値段で売ります。A店やB店は売れたので本物だと判断し、値段を高くします。これの繰り返しや連鎖で実際買ってるのは古本屋だけという奇妙なマーケットができあがります。

以前人気があった。

人気があったときに高く買い取り、安くできない場合があるようです。いつまでもガラスケースの飾り物になっていたり、奥に仕舞い込まれたりします。次のブームがくるまで表には出てきません。

だいたいこんなところでしょうか。よく考えればまだまだ要素はあるかもしれませんね。

漫画鳳凰殿日誌より 〜 プレミア値段

プレミア価格についてです。
漫画鳳凰殿では、プレミアつけて売るのはケシカランというようなことを言ってますが、これはプレミア絶対反対ということではなく、さして希少でもなく人気があるわけでもないものを、むやみなプレミア価格で売るのはケシカランと言っているのです。ある新書判漫画を10000円で売ってるところがあるとします。この場合、買取り値が3000〜5000円ならこの店はフェアと言えます。問題なのは10000円で売ってるのに買取りが通常値に毛の生えた程度のところが多いということです。これは単なる値段吊り上げです。
しかるべき値段設定で、買取り価格も売り値の3〜5割のところがフェアな古本屋と言えるでしょう。

また、八王子で500円、神保町で1200円で売ってる本があるとします。
私がこの本を買うとき、どちらを買えばお得でしょうか?
答えは神保町で1200で売ってる本です。私が住んでいるところから八王子に行くには往復電車賃が1500円くらいかかります。神保町へは自転車で行けます。電車でも往復520円です。
本の値段が安くても、その他の出費で結果的に高くなるということがあります。その他、手間や気分という要素も考慮に入れて本探索するとムダな出費が押さえられます。そのためのプレミアという考え方ができます。