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通常、古漫画を探そうとするとき、古漫画より先に古本屋を探さなければならない。まったく因果な話である。そんなのめんどくさいと嘆いていては探求本は見つからない。古本ロードは、古本屋探しから始まっていると言っても過言ではない。では古本屋探しはどうするのであろうか?
電話帳をないがしろにしている人は案外多いのではないだろうか。だが電話帳にこそ、古本ロードの極意、古漫画入手の真実が隠されている。業種別で古本のところを開いて見よ!そこには幾百幾千夜空に煌く星屑のごとく、目も眩むばかりの古本屋の羅列!(東京23区)。これら住所をいちいち道路地図にマーキングしていくのである。この作業ははっきりいってかなり辛い。でもやらなければ。
インターネット・タウンページ(http://itp.ne.jp/)もある。こちらはウェブサイト上に業種(古本)と地区を入力すれば古本屋がずらずらと一覧となって表示される。

こんな感じでマーキングする(赤い点々)。地図の縮尺(精度)によっては付箋を貼って番地まで記入しておくと現地で迷わずに探すことができる。
店舗住所だけではなく経営者宅の住所も表示されることがあるので、該当ポイントに到達しても古本屋が存在しないことが多々ある。
すでに店をたたんでしまった古本屋がたまにある。
インターネットでは無料で地図を利用することができる。
古本屋の所在地が判明したら、そのエリアの地図を検索しプリントアウトするのだ。
そこにマーキングしておけば、一冊の地図本を持ち歩くより軽量で効率の良いロードが可能だ。
古本ロードには、車で行く場合と電車・バス・チャリ・徒歩で行く場合があるが、その両方とも地図は必要である。縮尺は 1/12500 ぐらいのもので十分だろう。車ロード用ではもっとわかり易いもののほうが良いかもしれない。
チャリ・徒歩ロードでは、携帯することを考慮に入れて大きさと縮尺の折り合いをつけて選ぶ。

ストロング愛用の地図本。「東京都区分地図」ニューエストシリーズ/昭文社 1997 11刷 A5判
古本屋地図というものがある。これは日本津々浦々の一般古書店が載っているものだ。毎年出るわけではないようなので、情報は古いこともある。地区によって略図が載っているが精度は悪い。住所や電話番号が載っているのでわからないことは問い合わせてみよう。載っている住所を、すでに入手している地図にマーキングするのだ。
さらに、古漫画入手を念頭に置いた地図本も出ている。こちらも各店、最寄駅からの略図が載っているがあくまでも略図なのでこれだけでは心もとない。やはり地図にマーキングしておこう。
すでに古本ロードを行っている人が身近なところにいれば連れていってもらうことも有効な方法だ。ただし、上記のような地道かつ過酷な作業によってロードできるのであって、そのことに敬意を表する気持ちを忘れてはならない(まあ、ことさらありがたがることもないのだけど−楽をして探求本は見つからないということで)。
古本ロードは、車で行く場合と、公共交通機関・チャリ・徒歩で行く場合とがある。車で行く場合、道中、重い荷物を持つわけでなく歩き回るわけではないので、装備には気を使わなくても差し支えない。ここでは、公共交通機関・チャリ・徒歩で行く場合の装備について述べてみたい。
古本ロードで歩く距離・時間はかなり長い。最寄駅から一店に行くのに30分歩くのは覚悟の上である。であるから、第一に気を使うのは靴であるのは当然のことである。
あくまで私の場合であるが、スポーツシューズのエア系は長時間歩くのには適していない。正確にいうと、メジャーブランドのエアバッグを見様見真似で作り搭載した安スニーカーはNGである。ブヨブヨ感があり、非常に足に疲れがたまりやすい。では何が良いのか? アウトドア系のトレッキング・シューズである。思い荷物を背負って、ひたすら歩き続ける古本ロード。私はヘビーデューティーな見た目も頼もしい、G・T・ホーキンスのローカットを愛用している。
エアでいうと、ナイキではズームエアというクッションを搭載したモデルがある。従来のエアバッグとは異なり、外形を小さく薄くし、内部に細い柱を多数立てた優れものである。ダンクSBやインフィルトレーター等に搭載されているが、これは最もロードに適しているスニーカーだと思われる。
また、一般的なスニーカーとしてはコンバースのオールスターがあるが、これは靴底が薄くよほど慣れていないとまずいかもしれない。同型ではプロケッズのロイヤル・アメリカのほうが向いているように思える。他ではナイキのダンクやアディダスのスーパースターなどがお勧め。
さて、しこたま仕入れた本を何に入れて歩き回るか。答えはリュックである。一冊一冊は軽い漫画本でも、10冊いっぺんに持つとかなり重いものである。一回のロードで何冊買うか、というのは人それぞれだが30〜40冊は買う私の場合、JAN SPORTのバックパックを愛用している(以前はL・L・ビーンのブックパックを愛用していたが寿命が尽きた)。これは本体重量が軽く、シンプルなつくりなのに頑丈なので重宝している。
基本的には、タフなアウトドア系の容量30リットルクラスのものが望ましいが、JAN SPORT、OUTDOOR、EASTPACKの世界3大イージーパックも使えるのではないか。
肩かけカバンはかなり辛いと思う。重い手荷物なんてヘッチャラという向き以外は、手持ちカバンは避けたいところだ。
古本屋では、立ったりしゃがんだり座り込んだりと思ったよりハードな運動をしている。ということでジャージが一番望ましいのだが、「ジャージなんかでウロウロ出歩けないわ!」という女性も多かろう。ワークパンツやGパンでも不自由しない。夏なら半ズボンが良い。
とにかくはき慣れていて動きやすいものであればOKだ。
真夏の日射病対策や真冬の防寒対策に効果的なのが帽子である。
くしゃくしゃにできるようなものをリュックのポケットに入れておくといいかも。
店側の情報や、探求書や、なにか気になるモノを発見したときなどタイトル・作家をメモしておく。これは紙片でもよい。とにかくポケットに入るサイズでなければならない。店の中でカバンを開け閉めして取り出すようなサイズのものは万引きなどの誤解のもとになるので避けたいものだ。